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シーソーの海 [aiko]

「シーソーの海」
収録シングル「雲は白リンゴは赤」
収録DVD「LOVE LIKE POP add. 10th Anniversary」

aikoの曲を紹介するブログです。今回は「シーソーの海」を紹介します。

この曲はバサノヴァ風の穏やかな曲調でaikoにはめずらしいと思います。

1番ではベッドで彼とやりとりする会話を海の波に例えて、その波にシーソーのように乗っているところが歌われています。会話のシーソーを止めたくないけれど、ずっと続くわけではなく終わりはきてしまう。それなら最後はおやすみのキスであたしの「お喋りな口をふさいで」終わりにして。というところでしょうか。

2番では自分の感情が「行ったり来たり繰り返す」のをシーソーに例えています。感情が行ったり来たりというのは、幸せな時間を過ごしているときに”いつかは終わりが来てしまう”と考えて落ち込むというaiko独特の考えでしょう。
ふと終わりのことを考えてしまって感情が変わる瞬間のことを「風の匂いがふと変わる瞬間」と表現しているのだと思います。そんなときも「かまわずにキス」をして、あたしを安心させてと言っているようです。

aikoは1番と2番で1つの物事を表と裏から歌っていることがよくありますが、「シーソーの海」でも1番では幸せ、2番では不安と違う面から歌っていてaikoらしいです。

最後の「愛しい強さを注いで 醒めない様に」でメロディが変わりますが、ここがすごく良くて大好きです。

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