朝寝ぼう [aiko]
「朝寝ぼう」
収録シングル「君の隣」
収録DVD「LOVE LIKE ROCK 0(aiko 15th Anniversary Tour 「ROCKS」)【特典映像】」
aikoの曲のレビューです。今日は「朝寝ぼう」を紹介します。
この曲はとてもaikoらしいなと思います。
ピアノで始まるバラードというところもそうですが、歌詞が抽象的というところが特にそう感じさせるのかもしれません。
僕がaikoを好きな理由の1つに、この抽象的な歌詞というのがあります。歌詞が抽象的であるためにaikoの歌の意味を自分なりに考えてみたり、自分の体験を重ねて共感したりするからです。
「朝寝ぼう」はどのような状況を歌っているのかはっきりしませんが、別れた恋人ともう戻ることはないけれど、ずっと一緒にいたかったなという想いを感じます。その上であなたといた時間を大切にしてこれからも楽しく生きてゆこうというところでしょうか。なんとなく「シアワセ」や「なんて一日」と通じるような気がします。
「スカートの中に隠した嘘をやっぱり話してしまおうか」というaiko独特の歌詞がありますが、この嘘というのは”本当は一緒にいたい”ということなのかなと考えたりしてしまいます。
「我慢して恋をひとつ知ったの」の「恋」というのは失恋ということでしょうか。こういうありそうでない表現はぐっとくるものがあります。
サビの「泣いて」のところの不安定な感じが好きです。
(2014/10/3に投稿したものですが、誤って元記事を消してしまったので再掲載しています)
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